ご不明な点はお気軽にお問い合わせください。

■原稿についてのお願い (美しい印刷物を作るために)

■下記の注意書きを必ずご一読下さい。

■参考までに‥
原 稿 「きれいな原稿」であれば「きれいな印刷物」ができます。
「正確な原稿」を「印刷のルール」に従って作ってください。
原稿作成のマニュアルが多数出版されていますので参考にしてください。
■一般商業印刷の場合
同人誌の場合も一般商業印刷の場合も基本は同じです。
「きれいな原稿」、「正確な原稿」が求められます。
全ての作業は「印刷のルール」にしたがって行われます。
当社ではシビアーな品質が要求されるものについてはプリンティングディレクターが入稿の段階から作業に携わります。
原稿用紙
サイズ
出来るだけ原寸での入稿をお勧めします。
一般の印刷用の原稿は出来上がる印刷物を基準にして作成します。
その基本は原寸です。B5の本を作るのであればB5で、A5の本を作るのであればA5で作成します。
原寸の原稿を出来るだけ忠実に再現するため当社の製版、印刷システムは設定してあります。
漫画本の「投稿サイズ」からの「B5サイズ」への縮小、「B5サイズ」からA5サイズへの縮小は、製版段階でトーンのハイライト部の飛び、シャドウ部の潰れが起こります。どちらかを優先すればどちらかが多少犠牲になります。両方とも原稿通りに忠実に100%再現することは出来ません。
「線をシャープに」など指示の場合には「ハイライト部分」は必ず飛び気味になります。
また、トンボも縮小されますので面付け、折、断裁などの工程での精度も悪くなります。
もしB5サイズの原稿をA5にされる場合で品質を重視される時ははフィルム製版でのご入稿をお勧めします。
データでのご入稿は全く問題ありません。
■一般商業印刷の場合
最近ではデータでの原稿作成がほとんどなので、文字やイラストなどを製版時に縮小することはほとんど行いません。原稿を縮小する場合は必ず縮小率を計算して線の太さや文字の大きさを決定します。
A5の本を作るのにB5で版下原稿を作ることは特殊な場合を除いてありません。
スクリーントーンなどを縮小することもほとんどありません。
塗り足しの「3ミリ」は印刷の基本原則です。そのトンボを縮小することはルール違反ですから、縮小することはありません。
書店に並ぶ漫画本などの「文庫本」を作る時は「専用高解像度スキャナー」で取り込みます。
小説原稿 インクジェットのプリンターによる原稿の作成は十分な濃度があるものをお使いください。全てのページの濃度も統一してください。見た目以上に製版では「正直」に再現されます。縮小すると薄いところは飛びぎみになります。、画数の多い所はつぶれぎみになります。
「ワード」や「一太郎」などのワープロソフトをお使いの場合はA4の用紙にA5を2ページ印刷すればそのまま印刷原稿としてご入稿いただけます。わざわざB5で出力して「原稿用紙」に貼り付ける必要はありません。
当社専用出力用紙(A4)は無料でご提供します。返信用切手200円分と宛名シールでご請求ください。たち落としがある場合にはA4の用紙にトンボを入れてA5サイズで作成してください。
また、「ワード」「一太郎」であればデータ入稿も可能です。1ページ150円で当社の印刷用高解像度レーザープリンターで出力いたします。
■一般商業印刷の場合
クォークエクスプレスなどのソフトで編集したものをDTP上で面付けし、フィルムやPS版に出力します。出力されたものを縮小することはありません。

スクリーン
トーン
スクリーントーンが浮いた状態の原稿が大変多く見られます。
気が付いたものは面付け時に直してますが全てをチェックすることは不可能です。印刷時や製本工程などで気が付いたものは刷り直しています。

スクリーントーンはしっかりと浮かないように貼ってください。

また、重ね貼りなどをすると「モアレ」やムラなど非常に汚くなりますのでお勧めできません。
「漫画用の原稿用紙」は出来るだけ「品質の良い」原稿用紙をお使いください。
■一般商業印刷の場合
現在ではデータでの入稿が多いので、スクリーントーンにお目にかかるのは「稀」です。一般商業印刷で使用する版下用紙(原稿用紙とは言いません)は「漫画用原稿用紙」より厚く、表面を微塗工(コート)してあるのでロットリングやインクののりが非常にいいです。スクリーントーンなどがはがれることはまずありません。
データ入稿 原則としてデータ入稿におけるデータの修正(補正)は当社では一切行いません。
原則として入稿データは「正しい」ものとして扱います。
ただし、明らかに間違いと思われるものについては修正いたします。
かならず出力見本を添付してください。
不明な点は問い合わせいたしますので緊急連絡先は注文書に必ず明記してください。
■一般商業印刷の場合
データ入稿でそのまま印刷することはまずありません。「校正」という工程が必ず入ります。シビアな印刷物などは2校、3校、4校など校正を行います。
フルカラー
(手書き原稿)
蛍光色やパステルカラーなどは再現が非常に難しいものです、とくグリーン、パープル、オレンジ、ウルトラマリンなどの淡い色などはその傾向が大です。
インクジェットの色やポスターカラーなどは「100%まったく同じ色に再現」することは不可能だと思ってください。
同人誌の場合は「印刷用高解像度フラットヘッドスキャナー」で原画を読み込みます。ベテランオペレーターが専用モニター上で補正を行い原画に出来るだけ近づける作業をします。

★オプションで特色(蛍光色など)をプラスすることもできます。
★オプションで色校正をご利用になれます。
■一般商業印刷の場合
「絵」や「イラスト」をスキャナーで直接取り込むことはまずありません。当社専属のカメラマンにより露出や、フィルターを変えて4×5や6×7のフィルムで何枚も複写します。現像されたその中のポジフィルムから一番原画に近いものを執筆者やデザイナーなどが選びます。そのポジフィルムを「印刷用高解像度ドラムスキャナー」で製版します。ドラムスキャナーは操作が複雑で熟練した技術が必要です。
4色(フルカラー)では再現しにくい色は「特色」を使います。「モデルの肌の色」「貴金属の金、銀」は4色では再現不可能ですので、特色を加えます。ポスターなどの5色刷りや6色刷りはざらです。
「色校正」を必ず行い、執筆者やデザイナーの意図した色に近づけます。校正後の「校了紙」が印刷時の基準となります。
フルカラー
(データ原稿)
フルカラーデータの修正(補正)は一切行いません。データは「正しい」ものとして扱います。色の補正なども行いません。但し、明らかに間違いと思われるものは修正いたします。必ず出力見本を添付してください。
不明な点は問い合わせいたしますので緊急連絡先は注文書に必ず明記してください。
インクジェットの色は印刷インクでは再現不可能ですので、色見本にはなりません。また、色の個別の指示はカラーバランスが崩れますし、基準となるものがありませんからご容赦ください。
★色校正もオプションでご利用になれます。
■一般商業印刷の場合
データ入稿でそのまま印刷することはまずありません。
必ず色校正を出します。使用する用紙の種類(アート紙か上質紙か)などにより製版の設定を微調整します。文字校正や色校正を何度も行いコミュニケーションを通して制作者の意図するイメージに作り上げていきます。とくにシビアーな品質が要求されるものは「本機校正」などを行います。
面付け 「面付け」とは「原稿」を印刷するための台紙に大張りする作業です。印刷会社によって、あるいは使用する印刷機械によって面付けの大きさは違ってきます。「軽印刷」ではB5なら2ページA5なら4ページを面付けします。当社では大型オフセット印刷機を使用するためB5もA5も8ページ面付けします。
その際、原稿の「ノド側」はトンボで、その他の3辺は塗り足しで切り落とさせていただきます。
■一般商業印刷の場合
現在はデータでの入稿がほとんどなため実際の作業はコンピュータ上で行います。書籍印刷の本文は印刷機は46半裁判もしくは菊全判の印刷機を使用するため片面8ページで面付けします。
シルバー製版 当社では同人誌は原則としてシルバーマスター製版です。「軽印刷」の「ピンク版」は一切使用しません。シルバーマスターはピンク版よりはシャープに製版でき耐刷能力も格段に違います。しかしフィルム製版に比べるとシャープ差は落ちます。
シルバー製版でも、原稿よりきれいにすることは出来ません。
■一般商業印刷の場合
全てフィルム製版でPS版を使用します。CTP(フィルムレス)システムもあります。
フィルム撮り フィルム使用の場合(手書き原稿)は面付けした台紙を大型製版カメラでフィルム撮りします。当社ではフィルムの濃度のバラつきを無くすために十分な品質管理を行っております。
高品質な印刷をお望みならフィルム製版をお勧めします。
■一般商業印刷の場合
基本は同じです。
色校正 同人誌の場合にはコストを抑えるため色校正や本文の校正刷りはありません。

★オプションでご利用になれます。
■一般商業印刷の場合
色校正は必ず提出します。本機と校正機とは印圧やスピード、インクの流動性などが違います。校正機はスピードが遅いのでインクが「盛る」傾向にあります。本機ではスピードが速いので一般的にややインクが薄くなる傾向になります。本機での多色刷りの場合はトラッピング率が悪くなるので注意が必要です。それらの点を考慮にいれながら出来上がりのイメージが再現されるように校正紙に指示をします。
しかし、校正刷りと本番刷りを100%完全に一致させることは不可能です。
時間的余裕の無いときはDDCPなどで出力します、があくまでこれは簡易校正です。最終的には校正刷りを提出します。
印 刷 基本的には印刷時にはドットゲインの問題で、必ず網点や線が多少太る傾向にあります。特に上質紙などはコート紙に比べその傾向が大きく出ます。その点を考慮に入れながら印刷をします。
当社の大型印刷機は構造的にインクを均一に厚く盛ることが出来ます。ベタの印刷は全く問題ありません。漫画本はベタが多いためベタを基準に中間調がつぶれないようにすると同時にハイライト部分が飛ばないように注意をしながら印刷します。
コート紙などを使用されると再現性が非常によくなります。

インク濃度は当社の「スタンダード」で印刷させていただきます。

■一般商業印刷の場合
「校正刷り」を確認しながら、印刷します。ドットゲインが起こりやすいのでインクの盛り量の調整を行います。インクの盛り量で調整できない場合には「刷版」の焼き直しなどを行います。これによって中間調のつぶれを抑えてベタの濃度も保つことができます。しかし、ハイライト部分が飛びやすいので注意しながら印刷します。
特に品質が優先される場合などはクライアントやデザイナーの立会いをお願いしています。
スミ(墨)のインクにも濃度があります。文字物(小説)などを白い紙(上質紙)に印刷する場合はやや濃度を薄くし、書籍用紙(クリーム)などは比較的に濃くします。上質紙の銘柄によってスミの濃度を変えるとこもあります。これは、クライアントの指示に従います。
PP加工 表紙などにPP加工をすると、印刷時よりも少し色が鮮やかにな傾向にあります。 ■一般商業印刷の場合
PP加工などがある場合には校正刷りしたものに実際にPP加工やマットPP加工をした加工見本を提出します。。

 


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